石洞美術館

石洞美術館

http://sekido-museum.jp/

石洞(せきどう)美術館は、千住金属工業株式会社本社ビル内にあり、財団法人美術工芸振興佐藤基金が運営する美術館です。

財団法人美術工芸振興佐藤基金は1979年5月に、千住金属工業株式会社や当時社長だった佐藤千壽等が出資して設立した財団法人で、美術工芸を通しての国際間の文化交流、相互理解の促進、我が国文化の向上を目指しています。

石洞美術館は、その目的の一貫として2006年4月15日に開館しました。

主な収蔵品は、世界の土器、陶磁器や仏像、青銅器、玉器ですが、美術館が所在する千住にちなんだ葛飾北斎や歌川広重などの錦絵なども収蔵しています。

また石洞美術館は足立区内最初の美術館ということもあり、足立区の「足立区文化芸術振興基本計画」に足立区立郷土博物館との連携展示会などを通して協働を図っていくことが盛り込まれています。

石洞美術館では、これら所蔵する美術品を広く公開することにより、多くの方々に世界中の美術工芸品に触れる機会を提供するとともに、足立区と連携して地域文化の発展に寄与したいと考えています。

なお、財団法人美術工芸振興佐藤基金では、石洞美術館の運営の他、海外の美術工芸の研究調査に対する助成、日本国内における研究・創作活動・成果発表等の費用助成、文化講座の開催、若手金工作家奨励のための淡水翁賞の授与など、諸々の活動を通して、美術工芸の振興に努めています。これらの活動により、多くの研究者・芸術家が育っていったと自負しています。

次世代育成支援

石洞美術館での実習

石洞美術館では、博物館法に定める学芸員資格取得を目指す学生が、美術工芸を中心とした文化遺産の歴史や収集・保存・展示等美術館業務全般について学べる場を設けています。