資源有効利用

はんだリサイクルシステム

地球環境保護と資源の有効活用を目的とした「資源循環型社会」は関連法規の整備と共に既に始まっています。

当社は、お客様である電気・電子機器メーカーのゼロ・エミッションとマテリアル・リサイクルの促進・再資源化に応えるべく、業界に先がけて1997年より、 弊社関連会社「株式会社高橋合金」と共にはんだリサイクルシステムを開発し、稼働しています。

本リサイクルシステムは、有害物の発生を極限まで抑制した特殊技術と、独自の精錬方法による高純度のはんだを再生しており、安心してご利用いただけるシステムとなっています。

沿革

1996 リサイクル処理施設の建設
1999 ダイオキシン規制に基づく改良と、受入量を増やすための処理能力拡大

鉛フリーはんだ対応リサイクル装置「SDS2-5N」

鉛フリーはんだでは増加傾向にある はんだドロスから、はんだと酸化物を効率よく分離する装置です。

特殊加工した ごま(E-Sesame)をはんだとドロス混合させ、加温後・攪拌することによりはんだと酸化物を分離します。はんだは簡易鋳型に流し込み、棒はんだとして再利用します。

約90%のはんだが回収できます。

マイクロソルダーボール用の新型パッケージ

精密に加工されたソルダーボールは、従来、特別なリサイクル施設でないと処理をすることのできないプラスチックを必要としてきました。千住金属工業では最近、世界中どこでも容易にリサイクルの可能なPET素材のパッケージを導入しました。製品を守る保護素材にも、大部分をリサイクル可能な材質を使用しています。

緩衝材に植物由来のプラスチックを使用

製品輸送時に使用する包装用緩衝材を、化成品から、植物由来の材料を使用した発泡プラスチックに変更し、地球温暖化防止対策に貢献しております。

また、バラの包装形態ではなく、ポリエチレンの袋にまとめられた包装形態を採用しているために、使用量の削減や廃棄管理が容易となります

植物由来プラスチックは、生分解性にも優れ焼却時にはダイオキシンなど有害なガスを発生しないために、廃棄・焼却時における環境汚染対策と、化石資源の節約(省資源化)にも貢献しております。

関連製品

ダイオキシンの発生を抑制した緩衝材を採用

チリの落盤事故で有名となったエアーパッキン材を、ダイオキシン発生原因となるベンゼン化合物を抑制したポリエチレン材に変更し、焼却時の環境汚染対策を行いました。

また、廃棄された場合は、光・熱・微生物によって生分解し、廃棄時の環境汚染対策にも貢献しています。

発砲プラスチック緩衝材と合わせ、東京工場からの出荷分より順次変更を行っております。